管理人の独り言 le monologue

岩波ホールのこと

岩波ホールの改修が終わって、2月初めにオープンしたという記事を、少し前に目にしました。

岩波ホールのある岩波ビルは神保町交差点角にあり、実家から2、3分のところにありました。ビルが立つ前はかなり長い期間空地で、初期の神田古本まつりもそこで開催されていました。普段は子供たちのかっこうの遊び場で、私にとってはビルがたつ前から思い出の場所でもあります。

その岩波ビルの上階に、岩波ホールがあります。派手さはないけれど良質の映画を、2か月くらい上映していて、ミニシアターの草分け的存在と言われるものの、今のミニシアターとは少し趣をことにしていて、もう少し重厚な感じがありました。初期の岩波ホールは、子供だった私には無縁で、東宝や東映や日活の子供向けの映画に連れていってもらったものでした。

だから、岩波ホールに行き始めたのは大人になってから。それでも、普通の映画館に行くよりも特別な気持ちでした。ここのところは全くご無沙汰でしたが、あの岩波ホールが改修して、オープンしたというのは心躍る出来事です。
それにしても、オープンの日は並んでいたほどだったらしいのに、コロナ感染症対策のため、半分強しか人を入れなかったなんて、ここでもコロナですかーなんだかなぁという感はいなめません。

以前は神保町にはたくさん映画館がありました。家から歩いていける範囲でいろいろな映画館が選べるなんて、贅沢な環境だったなぁと、よき時代をつくづく思う私でありました。

星屑insomnia 星屑insomnia

今週のギャラリーは、「星屑imsomnia」、22人の作家による「星」をテーマとしたイラスト中心の少しメランコリーな夜の展示会です。ギャラリーには星がきらきら、大小の可愛いイラストが並びます。3月1日まで。